山の風景を美しく撮影する方法

撮影時にあるといいアイテム

山の風景は、普段暮らしている街並みとは違った自然あふれる美しい光景を目にできるため、カメラにその美しさを収めたいと考える人も多いでしょう。
ただカメラを持ち込むだけでも良い写真はたくさん撮れますが、ちょっとしたアイテムがあれば写真のクオリティをより高めることができます。

美しい風景を撮るために欠かせないアイテムとして、まずは三脚を用意しましょう。
手持ちでの撮影ももちろんよいですが、三脚にカメラを設置すると安定するため、正確かつ綺麗な写真を撮影できます。
ただし登山に三脚を持ち込むと荷物にはなるため、軽量かつ持ち運びしやすい小柄なものを用意するのが望ましいです。
また、不安定な足場でもしっかり設置できる三脚であれば、さらに写真を撮りやすくなります。

次に持っておくべきアイテムは、手元が暗い時でも明るく照らしてくれるヘッドライトです。
三脚への設置やバッテリーの交換、カメラ操作を日没後に行う場合は、手元が明るい方がストレスなく作業できます。
画質によりこだわりたい場合、カメラに取り付けるレンズもいくつか持っているとよいでしょう。
ただし、山に持ち込む場合は土や虫などが飛び交い汚れやすいため、カバーを付けたりバッグの中で大切に保管しておくなど工夫が必要です。

美しく撮るための撮影方法

山の風景を美しく撮るためには、カメラの設定を少し工夫してみましょう。
たとえば、撮影モードを変更できるカメラの場合はF値やシャッタースピードをカメラが自動で決めてくれるモードに設定することで、カメラ操作に慣れていない人でも綺麗な写真を撮影できます。

撮影環境の光源に合わせて白を調整してくれるホワイトバランス機能付きのカメラであれば、山での撮影時は設定を太陽光に当てておくと、時間帯を問わず自然な色で写真を撮れます。
山はその日の天気に応じて光量も大きく変わるため、被写体を捉える角度にも工夫してみるのがおすすめです。

山での撮影時のマナー

山での撮影時は、当然ですがマナーも遵守しましょう。
たとえば、周囲に人がいる中での撮影は通行の妨げになりますし、カメラに映りたくない人もいるため人の往来がある場所での撮影は控えましょう。

また、その場所での写真撮影が認められているかも確認が必要です。
山の中にある歴史的建造物は、無断での写真撮影を禁止しているケースもあります。
場所によっては事前に撮影許可を取る必要があるため、有名な建物やスポット等を撮影する場合は前もって調べてみましょう。

もちろん、納得のいく見映えの写真を撮影したいからと無闇に草木を折ったりする行為もNGです。
自然の景観を大切に、節度のある写真撮影を行いましょう。