疲れたときに食べるおすすめの行動食
エネルギーを素早く回復させる甘くて美味しい行動食
トレッキングや登山をしていると、普段の生活では考えられないほどのカロリーを消費します。
何時間も重い荷物を背負って急な登り坂や不安定な岩場を歩き続けていると、足取りが重くなり、急に息が上がって動けなくなることがあります。
そんな疲労困憊のピンチを救ってくれるのが、ポケットに忍ばせている甘い行動食です。
私のお気に入りは、口の中ですぐに溶けてエネルギーに変わりやすいチョコレートや、果実の自然な甘みが凝縮されたドライフルーツです。
疲れているときは胃腸の働きも弱っていることが多いので、重たい食事をとるよりも、こうした糖分を少しずつこまめに摂取するほうが身体への負担も少なく、理にかなっています。
見晴らしの良い尾根に出た時や、急登を登りきってホッと一息ついた瞬間に、お気に入りの甘いお菓子を口に入れてみてください。
血液中にみるみるとエネルギーが駆け巡り、再び力強く歩き出すための活力が湧き上がってくるのを感じると思います。
塩分を補いつつ噛み応えがあるアイテム
トレッキング中の疲労対策として、糖分と同じくらい意識しなければならないのが塩分の補給です。
特に春から秋にかけての気温が高い季節の山歩きでは、大量の汗と一緒に体内のミネラルが失われていきます。
最悪の場合は足がつったり熱中症になったりする危険性があります。
そこで甘い行動食とセットで必ず持っていくのが、塩分が強めの柿の種や、噛めば噛むほど旨味が出るビーフジャーキーといった塩気のあるおやつです。
これらを甘いチョコレートの合間に挟むと、味覚のバランスが取れて無限に食べられるような気がしてきます。
また、ジャーキーや硬めのグミのような歯ごたえのあるものをしっかりと顎を使って噛むという行為は、単なる栄養補給というだけでなく、単調な歩行でぼんやりしてしまった脳に刺激を与え、気分をシャキッとさせてくれる効果もあります。
疲れて足元ばかり見てしまうようなときこそ、お気に入りのしょっぱい行動食をかじりながら、顔を上げて周囲の景色を楽しむ余裕を持ちたいものです。
山頂や景色の良い休憩ポイントで味わう温かい飲み物
行動食といえば歩きながら手軽に食べられるものを指すことが多いかもしれません。
ですが、少し長めの休憩を取るときに楽しめるメニューも、疲労回復には欠かせない重要なアイテムです。
私がいつもバックパックの奥底に忍ばせているのは、コンパクトなシングルバーナーとドリップコーヒーのセット、そしてお気に入りのお菓子です。
きつい登りを乗り越えて山頂に到達したときや、目の前に絶景が広がる見晴らしの台にたどり着いたとき、そこでお湯を沸かして温かいコーヒーを淹れることもあります。
まさにトレッキングのハイライトと呼ぶにふさわしい至福のひとときです。
大自然の美味しい空気を深く吸い込みながら、温かい飲み物と一緒に大切に持ってきた少し高級なクッキーや羊かんを味わうと、それまでの疲労や筋肉の痛みなどが吹き飛んでいくから不思議です。
この最高のご褒美タイムがあるからこそ、どんなに苦しい山道でも最後まで諦めずに登りきれるのだと思います。